『風都探偵』仮面ライダーWの正統続編漫画!【書籍レビュー】

風都探偵1巻、2巻

3月30日発売の漫画単行本『風都探偵』1,2巻を読みました。

書籍の概要

本作品は2009年9月から2010年8月まで、テレビ朝日系列で放映されていた「仮面ライダーW」の正統続編として、『週刊ビッグコミックスピリッツ』にて連載中の漫画です。

「W」公式スタッフによる監修

実際に「W」の撮影に関わっていたプロデューサーの塚田英明さんが監修し、ドーパント(怪人)のデザインを担当した寺田克也さんが、漫画に登場するドーパントを新規にデザインしています。原作であるテレビ版のスタッフが関わることで、世界観をそのままにコミカライズしています。

脚本:三条陸/作画:佐藤まさき/原作:石ノ森章太郎/監修:塚田英明(東映)/クリーチャーデザイン:寺田克也
発売日:2018年3月30日(1,2巻同時発売)
発行:小学館
【Amazonの商品内容説明】
脚本の三条陸氏をはじめ、監修にテレビシリーズのプロデューサー・塚田英明氏、クリーチャーデザインに寺田克也氏を迎え、TVで観たあの『仮面ライダーW』の世界観を完全に再現! ミュージアムが滅び、フィリップが生還を果たしたTVシリーズ終了後の風都を舞台に、街に残されたガイアメモリを使用する犯罪者とのドラマ、そして徐々にその姿を現す新たなる闇の勢力との対決が描かれます! 紙版の帯コメントは1集が左翔太郎役・桐山漣氏、2集がフィリップ役・菅田将暉氏。寺田氏のデザイン画も収録したファン必携のアイテム! 1エピソードごとに完結する探偵ドラマなので、ここから平成仮面ライダーの世界に触れてみたいという方にもお勧めです!
公式サイト:

https://bigcomicbros.net/comic/fuutotantei/

あらすじ

漫画『風都探偵』は「仮面ライダーW」のストーリーをそのまま引き継いでおり、時系列的にはテレビ版のその後の世界を描いています。

舞台は「風都(ふうと)」という架空の都市。「ガイアメモリ」というUSBメモリ型の端末に「地球の記憶」が保存されており、そのガイアメモリを人体に挿入すると、ドーパント(怪人)に変身し超人的な力を発揮することができる、という設定です。そのガイアメモリが、「ミュージアム」という組織によって街に撒かれるのですが、薬物取引のようなイメージに近いですね。

主人公たちは、ドーパント関連事件を得意とする探偵事務所に住んでいます。怪事件が舞い込むと、ハードボイルドな探偵に憧れるお人好しの翔太郎と、かつてミュージアムでガイアメモリ開発に関わっていたフィリップという2人の青年が事件解決に向け動き出す、というストーリーです。

見どころ

「仮面ライダーW」が他のライダーと違うのは、二人の主人公が揃って一人の仮面ライダーに変身するところ。ライダーシリーズでは初のようですね。テレビ版では桐山漣さん、菅田将暉さんが主演されていました。

新たなドーパント

先述したように、ドーパントのデザインを寺田克也さんが新規に描き起こしています。

詳しくは漫画をご覧になってほしいところですが、テレビ版の世界観そのままに、新たなドーパントが登場するので、当時「W」を観ていたファンにとっても違和感なく受け入れられるのではないでしょうか。

ドーパントデザインについては以前も記事にしたので、良ければ合わせてご覧ください。

仮面ライダーWのドーパント(怪人)デザインを知る!『公式読本”W”』『公式解体新書』

友情とか

「W」は平成ライダー最高傑作と一部では呼ばれているようなんですが、探偵物らしく「相棒」と一緒に事件解決するストーリーや、ハードボイルドな世界観が分かりやすく面白いです。

読者層の違い

全国の夢見るちびっ子たちが視聴するニチアサと比べ、『風都探偵』の掲載誌である『ビッグコミックスピリッツ』の読者層はぐっと年齢が上がります。
テレビ版でどうだったのか詳しくは未確認のまま勝手なことを申し上げますが、漫画ではセクシーな女性キャラクターが登場し、他の登場人物を魅了します。
その他、ドーパントによる残虐行為など、ちびっ子にはちょっと見せるのを躊躇う描写も。大人の仮面ライダーという装いで、テレビ版とは違う楽しみ方ができます。
発表の場が変わることで、異なる世界観を広げられるのはメディアミックスの良いところですね。

まとめ

以上、色々と書いてみましたが百聞は一見にしかず。是非実物を読んでみてください。

発売直後は品薄で入手しづらかったのですが、今はもう落ち着いてきたのではないでしょうか。

普通の漫画と同じように、人気が続けば連載がずっと続くらしいので、それだけ多くのドーパントが見られる!というのが寺田克也ファンの楽しみです。