今回は羽田空港からびゅんとひとっ飛び、福岡県は博多まで行ってまいりました。
お目当ては、勿論、寺田克也さんの個展です。九州で作品の展示はこれまでもありましたが、九州での個展は今回が初めてです。
目次
テラテン 寺田克也 terra展 アナログ+デジタル ドローイング
イタリア会館・福岡で2018/8/25〜9/2開催の「テラテン 寺田克也 terra展 アナログ+デジタル ドローイング」。
イタリアなのか福岡なのか、どこまでが個展のタイトルなのか、アナログなのかデジタルなのか、ぱっと見よく分かんないですね。って、そんなことはどうでもいいんですけど。
ともかく、アナログやデジタルでの作品を色々と展示する個展。会期が短めなので、現地の人でないとなかなかこれは観に行けない。ローカルな感じのやつですね。
展示の様子
展示品は、アナログ(原画)2点、デジタル(フォトアクリル加工)28点、大型のドローイング4点(アナログなのかデジタルなのか、よく分からず)というラインナップ。
このアナログ原画2つは新作かと思われます。柔らかなタッチがかわいい。
デジタルの方は、展覧会のフライヤーになっている背景がオレンジ色の絵と、先日InstagramにUPされていたグレーの絵が最新作ですかね?これ↓
デジタルの方はジャンル問わず色々展示されている感じです。フォトアクリル加工された絵の奥行き感は、アナログともまた違う臨場感があって良いです。
これは生で見ないとちょっと伝わらないかな、と。
イタリア会館・福岡について
イタリア会館福岡は、その名の通りイタリアの文化を広める活動を行う施設らしいです。語学教室なんかもやってるようですね?
今回の会場は、そのイタリア会館福岡にあるアートギャラリー「スパツィオ」。綺麗なところでした。
作家ライブドローイング&トーク
個展初日である8/25(土)の14時より、ライブドローイングが行われました。
こちらはいつものように、紙用マッキーで大きな紙に一発描き!
紙の前で1,2分ほど思考したのち、やはり下書きもせずきグイグイと描き進める寺田克也さん。
ところどころで絵から離れて全体を俯瞰しながは、また細部を描く、という進め方。
14時に始まり、16時までノンストップ!お喋りすることもなく、観客も筆の行先を静かに見守るような2時間でした。
会場には観客が沢山来てまして、私がざっと見ただけでも130名ほど(?)なので、途中で帰った方や、見えない位置にいた人も含めれば150名は越えてたんじゃないかなと思います。大盛況!
完成した絵はこちら。
見る人がストーリーを感じるようにモチーフを並べることを意識しているそうです。また、タイトルは普段つけないので、この絵も無題とのこと。
今回の絵を描き始める前に完成形はまだ見えておらず、最初に引いた線から「何ができるんだろう?」と辻褄を合わせるように、線を引いているそうです。
寺田克也さんは「失敗したと思った線はあるが、誤魔化している」とのこと。これ、よく仰ってるんですが、ほかの作家さんもそんなもんなんですかね??
今回の記事はここまで。会期短いのでお早めに。
2018/9/8追記
Interview Now ~ 寺田克也 (Katsuya Terada) ~ | asianbeat
福岡県が運営するポップカルチャー多言語WEBサイト「asianbeat」にて、テラテンのインタビュー記事が公開されています。
展示の内容も分かりやすくまとまっています。