平成仮面ライダーの中でも根強い人気のある「仮面ライダーW」、 その正式続編漫画がこの『風都探偵』です。この記事では、 4巻を読んだ感想を徒然なるままに書いていきます。
(発売日に買って読んでたんですけど、もう半月以上経過している…時間がたつのが早い…!)
【↓過去の記事はこちら】
>『風都探偵』3巻を読んだ感想~仮面ライダーW正統続編漫画~
目次
『風都探偵』4巻の概要
原作:石ノ森章太郎
脚本:三条 陸
まんが:佐藤まさき
定価:本体591円+税
発売日:2018/10/30
判型/頁:B6判/224頁
『週刊ビッグコミックスピリッツ』連載中、TV版「仮面ライダーW」の関係者がコミカライズに関わっているという「公式続編」漫画。「W」が放映されていたのが2009~2010年なので、いかに愛される作品だったかが分かりますね。
ドーパント(怪人)のデザインは寺田克也さんで、コミカライズ版に登場するドーパントも寺田さんが描いているので、当ブログとしては追いかけざるを得ないのです。
収録エピソード
将来に絶望した凄腕の漫画家アシスタント・菅生(すごう)の前に、宙に浮かぶ手が現れる。謎の手は交渉を持ち掛け、菅生の才能ある右手と代わりに、大金を置いて消えていく。右手を無くして、本当の自分の気持ちに気付いた菅生は、主人公たちのいる鳴海探偵事務所に相談に訪れる…。というあらすじ。
TV版だと2話で1つの事件を解決していきますが、今回は1冊につき1ドーパントという感じです。
山本ひかるさんインタビュー
TV版で鳴海亜樹子役を演じた山本ひかるさんのロングインタビューも収録されています。10ページ以上にわたって撮影当時の話を振り返るなど。後述するクリーチャーデザインギャラリーもそうですが、付録が豪華なのもこの『風都探偵』単行本の特徴です。
パズル・ドーパント
寺田克也さん描き下ろしのデザイン画をチラ見せ。
実写だと着ぐるみにしたりCGを作ったりと実現するのが大変なデザインも、2次元なら問題なし!
『仮面ライダーW公式読本”W”』でも寺田克也さんが語っておられますが、基本的には下半身は人間の足の形をするようにしているそうです。
狡猾な敵で、翔太郎たちも苦戦してました。
その他、仮面ライダーWに関することあれこれ
元々、朝に弱い人間なのでニチアサのTVを観たことがあまりないのですが、「W」はちゃんと見ようと思い、Amazonプライムで時々視聴しています。ファンからすると当たり前のことも、調べてみると意外で面白いなぁと思うことがいろいろ。
俳優陣が男性も女性も美形ぞろいで、TVってすげえなぁって思います。(どうでもいい)
平成ライダー20作記念! 「仮面ライダー」2000-2018全史
こちらは2018年9月に発売されていたムック本ですが、2000年の「クウガ」以来の平成仮面ライダーシリーズを振り返るもの。まだちらっと読んだけですが、世界観がそれぞれリンクしていたり、視聴者を楽しませる工夫がたくさんあるのだなと勉強になります。
「平成二期」仮面ライダーの幕開け
仮面ライダーシリーズのうち、「クウガ」以降を「平成ライダー」と呼ぶのは知っていましたが、その中でも「W」以降を「平成二期」と呼ぶそうです。
それ以前のシリーズに比べ、世界観がぶっ飛んでいたり、ストーリー作りに違いがあるみたいですね。ピクシブ百科事典によくまとまっていました。
仮面ライダーも奥が深い…。
「W」への寺田克也さんの起用
これは半分うろ覚えで書きますが、「W」ではスタッフ陣の起用には挑戦的だったようで、これまでライダーシリーズに関わっていなかったクリエーターの参画が多いらしいですね?大学時代の後輩が大のライダーマニアだったんですが「『W』からは『何かが違うぞ』と思って観てました」って言ってました(いい意味で)。
「W」に寺田克也さんを起用したのは、プロデューサーが寺田さんのファンだったからという理由も(それが全てではないでしょうが)あったようですよ。さっき紹介したムック本にちらっとそんな話が載ってました。
過去の『風都探偵』に関する記事
>『風都探偵』3巻を読んだ感想~仮面ライダーW正統続編漫画~
>仮面ライダーWのドーパント(怪人)デザインを知る!『公式読本”W”』『公式解体新書』