「#CreatorsUnite」adidas×ラグビーアートプロジェクト

はい、2019年9月20日からラグビーワールドカップが始まっております。会場が日本ということで世間は賑わっておりますが、スポーツブランド「adidas」も気合いを入れているようです。

今回の記事にするのはそんなadidasと、ニュージーランドラグビー協会が手掛けたアートプロジェクト「#CreatorsUnite ART EXHIBITION」です!

 

「#CreatorsUnite ART EXHIBITION」概要

アディダス ブランドコアストア 渋谷入口のサイン

#CreatorsUnite ART EXHIBITIONについて
アディダス ブランドコアストア 渋谷 4F「adidas Shibuya Studio」にて、All Blacksをテーマにしたアート展「#CreatorsUnite ART EXHIBITION」を開催します。本プロジェクトに参加する全クリエイターの作品が集結。木梨憲武をはじめとするクリエイターたちが生み出した「予想外」な作品の数々を体感できるスペースとして、制作風景を捉えたストーリーなどとあわせて、12日間に渡って展示されます。

■期間       : 2019年9月15日(日) – 2019年9月27日(金)
■会場       : アディダス ブランドコアストア 渋谷 4F / adidas Shibuya Studio

adidas公式サイト

写真は、15日に撮影した店舗入り口のディスプレイです。これがムービーになっていて、常時絵が切り替わるような仕掛け。かっちょえー。

参加作家

木梨憲武、柿沼康二、上岡拓也、河村康輔、KYNE、Q-TA、紫舟、書道家 万美、寺田克也、名和晃平、BANANA YAMAMOTO、Funny Dress-up Lab、Fantasista Utamaro、MNMRMT、宮内大樹、Moeco、山代エンナ、WOK22、など(順不同)

木梨憲武など日本を代表するクリエイターによるオールブラックスをテーマにしたアートプロジェクト 「予想外が世界をうめつくす #CreatorsUnite始動

とんねるずの木梨憲武さんが大々的に取り上げられております。存じ上げなかったのですが、木梨さんも画家として活動されているんですね。今回のプロジェクトのメインビジュアルとなる絵も描いておられますが、これがハマっていて超かっこいい。ラグビー選手の熱量が伝わってくるようです。

展示コンセプト

前述したように、adidasとニュージーランドラグビー協会が主催のようでして、ニュージーランド代表のラグビーチーム「ALL BLACKS(オールブラックス)」をテーマとして、選手の写真と日本のアーティストの絵をコラージュした作品が展示されています。

このオールブラックスというチーム、少しググった感じですがめちゃ強いチームらしいですね。adidasがユニフォームを提供しているようです。

クリエイタースポーツブランドを掲げる「adidas」、常にクリエイティビティあふれるプレーで世界中の人々を魅了する「ALL BLACKS」、そして国内外で活躍するクリエイターたち。三者のクリエイターによるコラボレーションを通じて、日本を舞台に行われるラグビーの祭典に向けたかつてないアートプロジェクトがはじまります。木梨憲武(きなしのりたけ)氏に加え、イラスト・書道・グラフィティ・モダンアートなど様々な分野で活躍する幅広いクリエイターたちが集結し「ALL BLACKS」をテーマにビジュアルを制作。それぞれのクリエイティビティがぶつかりあい、生み出された数々の「予想外」なアートワークが世界中に発信されます。

木梨憲武など日本を代表するクリエイターによるオールブラックスをテーマにしたアートプロジェクト 「予想外が世界をうめつくす #CreatorsUnite始動

展示風景

#CreatorsUnite ART EXHIBITION

予想外が世界を埋め尽くす。

 

木梨憲武さんの作品が展示数が最も多く、作品も大きいものが展示されていました。

上図は、木梨さんの原画(油彩かな?)とコラージュ作品を横に並べたもの。こうして観ると、選手の写真が絶妙な位置で配置されていて躍動感ある画になっているんだなぁと分かります。アーティストがぼやけてしまうようで伏せているのか知りませんが、このコラージュを手がけたデザイナーの名前ももっと前面に出してもいいのになぁと思いました。

他の作品もバチバチにカッコイイので、是非ご覧になってください。展示はadidas店舗だけでなく、adidas公式サイトでも公開中。

寺田克也さんの作品「昇り龍」

#CreatorsUnite 寺田克也さん「昇り龍」

寺田克也さんの作品「昇り龍」

「昇り龍」キャプション

ニュージーランドの言葉「トゥマネコ(期待)」やオールブラックスの「一番高い雲を目指せ」という姿勢にインスパイアされたもの。雲の上まで突き抜ける龍を表現。

会場は渋谷のadidas店舗4階にある展示スペース。ちょっと入り口が分かりづらいですが、3階の奥の方にある階段を上ると会場です。照明を落とした会場に、絵が照らされて浮いているようなクールな展示。

寺田克也さんの絵はご覧の通り、マーカーで描かれた龍。かっちぇええ…。

最近寺田さんは目が大きめの龍を描くことが多いような気がします。どうでもいいですが、爬虫類は小型の生き物ほど体積に占める目のサイズが大きいんですよね。そういう理屈で見るとこの龍たちは少し小型の個体なのかな…とかそういう話は今いらないですか、そうですか。

 

2002年『アディダスマンガフィーバー』

adidasと寺田克也さんと言えば…というところでついでにご紹介。

アディダス マンガフィーバー

 

『Adidas MANGA FEVER』(アディダスマンガフィーバー)は、アディダスジャパンが、2002年FIFAワールドカップに向けたマーケティング活動のコンセプトである“FEVER=熱”をテーマにして企画した漫画本(アンソロジーコミック)である。

「アディダス」の持つサッカーやスポーツに対する熱=FEVERを、世界に誇るべき日本の文化の代表であるマンガ (MANGA) を通じてより多くの人に伝えようという趣旨の下企画されたもの。この本には、あらゆる規制の枠を超え、『AKIRA』で知られる大友克洋、『SLAM DUNK』の井上雄彦、『ジョジョの奇妙な冒険』の荒木飛呂彦、『ピンポン』の松本大洋、『TO-Y』の上條淳士など、趣旨に賛同した日本を代表する21人の漫画家が“FEVER”をテーマとしたオリジナル作品を提供しているほか、韓国・フランス・ベルギーの著名作家も参加し、計29人の作家の作品が盛り込まれている。

wikipedia「Adidas MANGA FEVER」より

要するに色んな漫画家の漫画が集まった本ということなのですが、寺田克也さんもカラー漫画(8ページくらい)を寄稿しています。表紙は大友克洋さんですね。

寺田克也さんの読み切り漫画「BOX!」

アディダス マンガフィーバー「BOX」

台詞は無く、アーマーを付けた男同士がぶつかり合うサイレント漫画です。

流石に絶版のようですが、一応Amazonのリンク貼っておきます。

 

その他にも寺田克也さんとスポーツブランドというところでは、ナイキやチャンピオンともコラボしていたり。adidasの製品で寺田克也さんコラボ出たりしないですかね…?