「美しい言葉展」2017年12月開催の合同展@ギャラリーハウスMAYA(青山)

少し遅くなってしまいましたが、去る12月に青山のギャラリーハウスMAYAで開かれていた「美しい言葉展」を観てきました。

 

美しい言葉展

2017年12月11日(月)〜12月23日(土)

GALLERY HOUSE MAYA企画

 

レビュー

本展は、40人の作家による合同展です。それぞれの作家がインスピレーションを受けた言葉をひとつ選び、そこからイメージしたものを描く、という主旨のようですね。

日本では古来から、一つひとつの言葉には神が宿り、霊が宿ると信じられてきました。
思いが込められ、語り継がれてきた言葉には、言語の多様化した現代に生きる私たちにも、
インスピレーションをあたえてくれるものが無数にあります。
40人の作家が言葉を選び、そこから見えてくる「かたち」や「思い」を描きました。
日本語の美しさ、豊かさ、趣きの深さ・・・
年の終わり、言葉に具わる力を受け取っていただけたらという願いを込めて。

寺田克也さんは、板に鉛筆とジェッソで描いた作品「ワナナク ヲノノク」を出展されていました。私が見た時点で既にSOLD OUTでしたが、残っていても買えるだけのお財布的余裕がないなぁ…

寺田克也さんが出展された絵

「ワナナク ヲノノク」

震えるの意。
音の面白さ。
そこはかとなくある不安感。

板、鉛筆、ジェッソ/345×910mm

※会場内撮影可

ギャラリーの公式サイトでも絵が公開されています。

他の作家さんの絵はこちらから見られます。

 

感想

会場風景

会場風景はこんな感じでした。

今回の作品は「ワナナクヲノノク」というタイトルですが、寺田さんの作品には、カタカナの登場回数が割と多いような気がします。名前が持つ意味的な部分よりも、その音が持つ印象を拾って楽しんでいるというか。描いている絵にも、モチーフの意味というより線の交わる面白さを楽しんでいるような感じが見てとれます。(個人的には)

会場に足を運んだのが会期後半だったため、フライヤーは品切れで入手できませんでした…不覚です。

私が持っている絵はほとんど寺田さんのものばかりなのですが、こうやって色んな作家の絵を飾って楽しむ生活もしたいなぁ…。飾るスペースのある広い部屋と、絵を購入する資金力が必要ですね。お金ってどうやったら増えます?ビットコイン買えばいいんですか??あ、当ブログでは管理人への寄付もいつでも受け付けておりますので、よろしくお願いします(冗談です)。

 

過去の個展

因みにこのギャラリーでは2015年に、個展「寺田克也 ペンシル アンド ボールペン スケッチ!」を開いていまして。仕事に使われた絵の下書きが大量に展示販売されており、どれも頑張れば買えるような価格だったので、ものすごくテンションが上がったのを覚えています。(欲しいのは全部SOLD OUTになっていて泣いた記憶があります)

別室でデジタルライブドローイングイベントもあったので、思い出深いギャラリーです。

ギャラリーMAYAの公式サイト「寺田克也 ペンシル アンド ボールペン スケッチ!」