「momokoDOLL 20周年記念 Exhibition」横浜人形の家で開催

今回は横浜。元町中華街、駅から徒歩5分くらい?の近場にある「横浜人形の家」まで行ってきましたよっと。今回は寺田克也さんがメインのイベントではないですが、ファッションドール「momoko(モモコ)」という着せ替え人形の展示です。人形の世界、未知です。

 

「momokoDOLL 20周年記念 Exhibition アイドル?-momokoはアイドルなんでしょうか-」概要

momokoDOLL 20周年記念 Exhibition

momokoDOLL 20周年記念 Exhibition
アイドル?-momokoはアイドルなんでしょうか-

 

横浜人形の家公式サイトからの紹介文抜粋

東京の今を切り取る1/6スケール(身長約27cm)のリアル・ファッションドール「momoko(モモコ)」。

2001年8月のデビュー以来、ドールコレクターだけでなく、これまで人形に興味の無かった大人の女性に広まり、20周年を迎えました。

20周年を記念して、アイドルとしてのmomokoドールを見つめなおす展覧会を開催します。昭和~令和のアイドルに扮したmomokoを展示!イベント記念商品やスペシャルグッズ、トークイベントも。新しいmomokoに会いに来てね!

 

展示の様子

横浜人形の家

会場は、「横浜人形の家」。これは元町中華街にある人形専門の博物館ということで、駅から5分ほど歩いてすぐ着くところにありました。

横浜人形の家外観

こちら外観ですが、想像してたよりも結構デカい。人形は1万点以上収蔵しているということで、コレクションの充実っぷりは他にないレベルのようです。どことなくドールハウス的なイメージのある建築です。

どうでもいいですけど、博物館って登録博物館、博物館相当施設、博物館類似施設と定義があって、こちらは類似施設に該当するそうです。なるほど完全に理解した。

 

展示風景

momokoDOLL 20周年記念 Exhibition展示風景

展示風景はこんな感じ。ファッションドール「momoko(モモコ)」の歴史を紹介するコーナー。

 

momokoDOLL 20周年記念 Exhibition展示風景

こんな感じで、実物の展示や、ドールハウスと一緒にした展示もありました。

 

momokoDOLL 20周年記念 Exhibition展示風景

こちらは展覧会のキービジュアルにもなっている、アイドル風のmomokoドール。6種類の衣装がありますが、人気投票で1位になった衣装は商品化するという企画もやってました。

 

momokoDOLL 20周年記念 Exhibition人気投票

せっかくなので、スーツっぽいスタイルのmomokoに投票。

 

momoko(モモコドール)について

ここまでしれっとmomokoについて紹介してきましたが、このmomokoというのは2001年に生まれたそうです。メールソフト「PostPet」の開発をしていた株式会社ペットワークス(の真鍋奈見江さん)が始めたのがこのmomokoドール。

ペットワークスの八谷和彦さんと寺田克也さんとは以前から親交があるようで、詳しく私は知らないのですが、2018年にはスパイラルガーデン(表参道)で開催された「PetWORKsの仕事と野望-All about PetWORKs-」内覧会にて寺田さんがライブドローイングを行っていたりします。今回の展示で寺田さんが登場するのもこのご縁かな。

現在は株式会社セキグチが製造販売元になり、モモコドールという商品名で販売されているようです。一体あたり1万4千円くらいするみたいで、子供向けというより大人向けなのだろうなという感想を持ちました。

1/6ドール、ファッションドールなどと呼ばれるようですが、要するにリカちゃん人形みたいな着せ替え人形のキャラクターという理解でよさそうです。

momokoDOLL 20周年記念 Exhibition展示風景

顔立ちはリカちゃんやバービー人形に比べると日本人っぽい印象。

 

寺田克也さんデザインのmomoko

ここまで寺田さんの話がほとんど出てないので、なんでテラカツログで取り上げてるの?と思われた読者もいるでしょうか、このmomokoのデザインを寺田克也さんが手がける!ということで、会場にも寺田さんのデザイン画が展示されているのでした。

momokoDOLL 20周年記念 Exhibition寺田克也さんデザイン

これまでのmomokoデザインとはまた異なる趣向で、寺田テイストが感じられますね。膝に顔ついてたり、頭に目がついてたり、どことなくドーパントみがある。

「202X.X 寺田克也コラボレーションモデル発売予定」と記載があったので、もしかしたら1,2年では発売されない可能性もあるのかな…?まぁ、気長に待ちますが、ガレージキットやフィギュアはあっても、着せ替え人形まで寺田さんデザインのものが出るとは想像しませんでしたね。

 

momokoDOLL 20周年記念 Exhibition江口寿史さんデザイン

寺田さん以外でも、江口寿史さんとか。このほかにもCLAMPさんなど漫画家さんデザインのmomokoドール展示がありました。

 

グッズ販売

momokoDOLL 20周年記念 Exhibitionグッズ

会場では、Tシャツやトートバッグ、ブロマイドなどのグッズ販売もありました。

 

momokoDOLL 20周年記念 Exhibitionクリアファイル

私は記念に寺田さんコラボmomokoのデザイン画クリアファイルを購入。定価300円くらい。江口さんコラボmomokoの絵柄もありましたよ。

 

まとめ・感想

展覧会のテーマにもなっている「アイドル」ですが、人々の理想像を体現する存在としてのアイドルと着せ替え人形は近い存在なような気もしますね。20年という歴史の中で、ファッショントレンドなどにも影響されながら変化してきたmomokoドールの流れが分かる展覧会でした。

ブライスやポポちゃん、リカちゃん、バービーなどはなんとなく知ってましたが、改めてそれぞれの特徴やメーカーなどを調べていくと結構独自の世界で興味深いです。

 

今回の展示以外にも、常設展では世界中から集められた人形がたくさん展示されていました。人形が苦手な人はちょっと怖いかも。ですが、普段生活していて人形なんてめっきり見ないので、改めてこけしや、五月人形、人形劇の人形や西洋人形、日本人形…と展示を見ていくと、伝統工芸としての側面で妙に新鮮に楽しめたなぁ、という感想でした。特に人間国宝の平田郷陽(ひらたごうよう)の作品なんかは、生き生きとした表情が見事でした。いい勉強になりました。