今回は寺田克也さんがバグスター(怪人)デザインで関わっておられる、仮面ライダーエグゼイドの公式ファンブックについて紹介します。2017年12月16日発売。（発売日直後に購入してるんですがブログに書くのに時間かけすぎですよねえ…反省しております）
仮面ライダーエグゼイド公式完全読本
語れ！『エグゼイド』の真実！ 関係者証言レベルMAX!!!!!!!
『仮面ライダーエグゼイド』を総括する、決定版ムックが発売！！テレビシリーズから、最新劇場版『仮面ライダー 平成ジェネレーションズ FINAL』まで、大人気作『仮面ライダーエグゼイド』を総括する待望のムックが発売！
キャスト＆スタッフへの徹底取材でたどる、公式完全読本シリーズ最新刊。さらに2018年3月からリリースされるVシネマ『仮面ライダーエグゼイド トリロジー』の最新情報までを掲載！【キャストインタビュー】
飯島寛騎／瀬戸利樹／松本享恭／岩永徹也／小野塚勇人／甲斐翔真／
松田るか／黒崎レイナ／町井祥真／野村宏伸【Q＆A取材】
貴水博之／小手伸也／宇野祥平【スーツアクターインタビュー】
高岩成二／渡辺淳／永徳／藤田慧／縄田雄哉／岡田和也／中田裕士／浅井宏輔【スタッフインタビュー】
［プロデューサー&メインライター対談］大森敬仁×高橋悠也／
［脚本］高野水登［監督］中澤祥次郎／坂本浩一／山口恭平／諸田敏／上堀内佳寿也／田村直己／金田治／鈴村展弘
［音楽］ats-／清水武仁＆渡辺徹
［特撮］佛田洋×足立亨（特撮研究所）
［VFX］長部恭平（日本映像クリエイティブ）
［キャラクターデザイン］関戸大彦（バンダイ）×鶴巻拓也（PLEX）／田嶋秀樹（石森プロ）
［クリーチャーデザイン］寺田克也／篠原保
仮面ライダーシリーズでは毎回発行されているお馴染みの本のようですね。
レビュー
仮面ライダーエグゼイドとは
平成仮面ライダーシリーズ第18作目。2016年10月2日から2017年8月27日まで、テレビ朝日系列で放映されていました。因みに現在は「仮面ライダービルド」が放映中です。
エグゼイドはゲームを題材にした仮面ライダー。ゲームのバグが実体化して人々を苦しめる病(であり怪人である)となるのですが、それを医師でありながら天才ゲーマーという顔も持つ主人公が撃退するといったお話です。(ざっくり)
これまでの仮面ライダーシリーズになかった、キャラクター調の目をライダーの顔に描き込むという大胆なデザインが、放映当初は話題になっていました。
寺田克也さんのデザイン
本書の収録内容
本作では怪人たちを「バグスター」と呼んでいるのですが、そのバグスターを寺田克也さんがデザインされています。
全22体のデザインをされており、本書・公式完全読本にもデザインラフが収録されています。一枚一枚の絵は比較的大きく掲載されています。1ページあたり4体のラフですが、冊子が大きいので迫力が無いことはないというか。
インタビューでは制作に関わることになったいきさつ、デザインのポイントなどについて寺田さんが回答していますが、文量は少なく、端的にまとまっている印象です。1ページの半分くらいの量です。
そして寺田さんデザイン怪人のファンには悲しいお知らせですが、後進に道を譲る意味で、今後寺田さんは仮面ライダーのデザインには関わるつもりがないそうです。とても残念…。
東映ヒーローマックスvol.54
インタビューではないですが、エグゼイドの放映前に、東映ヒーローマックスにて寺田克也さんの怪人デザインについて、ガイガン山崎さん・サマンサ五郎さんという2名のライダーが徹底的に語るという記事が掲載されています。
東映特撮ヒーローでは「仮面ライダーW」「超人機メタルダー」「機動刑事ジバン」で寺田克也さんが怪人デザインに携わっておられますが、それら過去のデザインワークスについて語る、という内容です。
こちらはラフ画は少なめ・白黒ですが、その分寺田さんの怪人デザインに第三者視点から4ページに渡ってぎっしりと語っているので、内容は非常に濃いものになっています。
昨年発行されたメタルヒーロー怪人デザイン大鑑や、数年前には仮面ライダーWの公式完全読本、公式解体新書、また別冊宝島の仮面ライダー特集など、色んな書籍で寺田さんの特撮デザインに関するコメントを見ることができます。
雨宮圭太さん、韮沢靖さんとの接点や、成田亨さんから受けた影響など、寺田克也さんと特撮というテーマではまだまだ書ききれないものがあるのですが、おいおいその辺も書いていきたいなぁと思っております。
今夜は韮沢靖さんの三回忌としての追悼イベント「NIRA NIGHT!!3」です。多分特撮関係の話も出るでしょうから、楽しみです。ではでは。