今回の展示はいつもの寺田克也さんの参加される展示に比べると「現代アートの本場」感がありました。東京都港区は元麻布にあるカイカイキキギャラリーにて開催中のグループ展「2021 Kaikai Kiki Autumn Show」について書いていきます。
「2021 Kaikai Kiki Autumn Show」展示概要
- 会場：カイカイキキギャラリー
- 住所：東京都港区元麻布２丁目３−３０ クレストビル B1F
- 会期：2021年9月10日～9月19日
参加作家
Mr./ タカノ綾/ MADSAKI/ TENGAone/ 大谷工作室/ ob/ くらやえみ/T9G/ 細川雄太（READYMADE・©SAINTM××××××）/ 本秀康/ 寺田克也/ 坂知夏/ 國方真秀未
ギャラリーの紹介文
2021年9月10日より、カイカイキキギャラリーではオータムショーを開催いたします。
カイカイキキ所属アーティストに加え、近年カイカイキキギャラリーや中野ブロードウェイ内のHidari Zingaroで個展を開催するゲストアーティストたち、そしてカイカイキキの設立当初に作品を発表していたアーティストたちのグループショーです。
各アーティストたちのスタジオから直送されてきた新作から、十数年ぶりに公開する作品まで、村上隆のキュレーションで作品を展示いたします。
10日間限定の展覧会となります。会期中は無休ですので、ぜひご来廊ください。
展示の様子
最寄りは日比谷線広尾駅。高級住宅街を抜けていくと、オフィスビルっぽい建物の入り口脇にひっそりとした感じで展示の案内看板が。地下に降りていくとカイカイキキギャラリーはありました。
現代アーティスト・村上隆さんが率いる有限会社カイカイキキの本社がこのビルの2階にあるみたいです。アート制作工房であり、アーティストのマネジメントをする商社でもある「カイカイキキ」が運営するギャラリーですね。（説明が間違ってたらすみません）
会場内はこんな感じ。美術雑誌で見たことのあるような現代アーティストたちの作品が並んでます。会期最終日に行きましたが、ほぼ貸し切り状態で鑑賞できました。
会場は広く、こんな感じで立体作品も平面作品も大きくて迫力があります。
こんな感じの畳のスペースもあり、厳かな雰囲気も感じられました。この写真中央と奥にあるのはTENGAoneさんの作品。ストリートアート系の流れを持つ作家さんですが、前からInstagramもフォローしていて密かにファンだったので実物見れて感激でした。かっちょえ～。
左に映っている絵は本秀康さん。イラストレーション・マンガの世界のプロというイメージなので、こういうアーティストの中に並んでいるのが意外でもありました。2020年に「モコゾウ×アート展」で寺田克也さんとは一緒に展示もしてますね。ここに飾られているのは18年前の絵らしいです。
寺田克也さんの作品
寺田克也さんの作品はこちら！
画集『寺田克也原寸』の表紙に使われた、マッキーでの大型ドローイングですね。何気に、実物展示されるのはこれが初めて…か…？（ちょっと自信なし）
屏風のように板を繋ぎ合わせて描かれています。板の大きさは成人男性の身長より高いくらいかな。重そうです。ついこの間描かれた絵かと思っていたら、多分これ2018年末頃の作なので、2年半は経っていることになります。時の流れの速さに全身の震えが止まりません。
会期が短いので見たくても見に行けなかった人もいるのではなかろうかと思いますが、カイカイキキギャラリーのInstagramアカウントで展示風景が紹介されているので、そちらを観てもよいかと思います。
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大使館やインターナショナルスクールが多数居並ぶ、国際色豊かな町を歩き、現代アートの前線を観れたよい日でした。麻布十番で帰りに食ったブリトーは旨かったです。