夏といえば花火大会、海水浴、コミケ、そしてワンフェス、ですよね?
今回は、さる7月29日に幕張メッセにて開催されたワンフェスの見どころを寺田克也ファン目線でまとめてみようと思います。
実は私、一度もワンフェスに足を運んだことがないのですが、さも全てを知り尽くしたかのような顔で書きますね。例によって情報が一か所にまとまっていないので、あちこちから繋ぎ合わせたような記事になっています。何か間違っていたり、補足情報があればコメントいただけると嬉しいです。
目次
ワンフェスについて
「そもそもワンフェスって何なのさ?」という方も多いのではないでしょうか。かくいう私も、同じ感想を持っています。
ワンフェス(ワンダーフェスティバル)とは
Wikipediaによれば、ワンフェスとは、造形メーカー海洋堂の主催する、世界最大のガレージキットのイベントだそうです。正式名は「ワンダーフェスティバル」。「WF」と略すこともあるようです。世界最大ってすごい。
公式サイトでは以下のように紹介されています。
プロ、アマチュアを問わず、自分たちが腕によりをかけて製作したキットを持ち寄って展示・販売することにより、自分の造形力を世に問うことを目的としてはじまったのが『ワンダーフェスティバル』です。
海洋堂というと、フィギュアを作っている有名な会社ですが、ワンフェスの主催もしているんですね。知りませんでした。
ガレージキットとは
「ガレキ」と略されることもあるそうですが、ガレージキットとは、ざっくりいうと「少数生産される組み立て式の模型(フィギュア?)」を指すようです。射出成型され大量生産されるプラモデルとは対義的な存在で、個人や小規模メーカーの手によってレジンキャストなどで少数作られるそうな。(レジンキャストというのは、合成樹脂の成型方法のひとつらしいです。何のこっちゃですね)
ワンフェス公式サイトでも以下のように解説がありました。
“ガレージキット”とは、「既製のプラスチックモデルに飽きたらず、自身の造形的ニーズやクオリティにこだわるマニアたちが、自分自身で造りあげた原型をもとに型取りし、レジンキャストで生産する手作りの模型」のことを指します。
ワンフェスでは、この日ここでしか手に入らない、アマチュア作家の手によって作られた貴重な品々が並ぶとのこと。これは現地に行って見てくればよかったなと、今これを書きながら後悔しています。
ワンフェス2018夏の見どころ(寺田克也ファン目線で)
さぁ、そんな訳で、現地に行ったわけでもないのに、ネットで聞きかじった情報だけで見どころを紹介してしまいます!
クトゥルフ・エヴォリューション!
まずは何といってもこちら。以前より制作の知らせはあったものの、具体的な情報がほとんどなかった「クトゥルフ・エヴォリューション!」の寺田克也さんデザイン・塚田貴士さん造形のガレージキットが展示されていたそうです。
明日のワンフェスで、企業ゾーンのアークライトモデルズブースにて僕が原型を担当した寺田克也さんデザインのクトゥルフが飾られます。
是非会場で実物をご覧下さい! pic.twitter.com/n78LzOQAXh— 塚田貴士 (@tsukachuma) July 28, 2018
『クトゥルフ・エヴォリューション!』最新情報!
寺田克也さんのイラストが完成しました。本日、ワンフェスで展示しております。#クトゥルフ神話 #寺田克也 #ワンフェス2018夏 pic.twitter.com/y5PvMnm7mS— アークライトモデルズ・ちゅうさん1959 (@satotadahiro) July 29, 2018
この企画はアークライトモデルズという造形ブランドが、クトゥルフ神話をモチーフに、何名かのイラストレーターによって描かれたデザインを立体化する、というもののようです。そのイラストレーターというのが、雨宮慶太・寺田克也・竹谷隆之・大山竜・大畑晃一(敬称略)という豪華メンツ。
「クトゥルフ神話って何なのさ?」という読者もおられるかと思います。私も同じ感想を持ちました。ざっくりいうと、昔のアメリカの雑誌連載小説を元にして誕生した架空の神話、ということのようです。元の小説の世界観を様々な作家が引き継いで書いているそうな。
因みに「クトゥルフ」というのが、そのクトゥルフ神話に登場する架空の生き物(宇宙生物?神性存在?)を指すそうで、巨大で、顔にタコ足が生えていて、こうもりのような羽が背中についているそうですよ。
この「クトゥルフ・エヴォリューション!」の企画については、以下の記事が詳しかったです。(やや古いですが)
クトゥルフ神話に雨宮慶太・寺田克也・竹谷隆之・大山竜・大畑晃一ら日本の誇るクリエイターが挑む「クトゥルフ・エヴォリューション!」 – GIGAZINE
以下のtumblrの記事でもガレージキットの写真が見られます。
https://tmblr.co/Z5NVeg2VCKJis
メカ・エンジェル
昨日はワンダーフェスティバル2018[夏]企業ゾーン:2-21:FEWTURE MODELS/ART STORM ブースにお越しいただきありがとうございます。MECHA ANGEL…
フューチャーモデルズのブース。造形担当は藤原辰弘さん。
こちらは寺田克也さんの画集『Dragon Girl and Monkey King: The Art of Katsuya Terada』の表紙にも採用された絵であり、2013年に京都で開催した個展「寺田克也ココ10年展」のフライヤーにも掲載されていた「メカエンジェル」(?)を造形化したもの…と思いきや、おそらく元絵の初出は、2012年に新宿紀伊国屋画廊で開催された、写真家・野波浩さんのトリビュート展「EXPANDED」に寺田克也さんが出展した絵かと思います。画集『寺田克也ココ10年』にも収録されています。
ココ10年展のフライヤーに使われた絵は、全体の色合いが違うほか、足元のガジェット(?)の形が違うんですよ。しかしカッコいいですね、これ。欲しいです。
寺田克也版シレーヌ
世界的イラストレーターである寺田克也氏。彼が描いた「寺田克也版妖鳥シレーヌ」をG3が製作、塗装済みレジン完成品として限定リリースします。『デビルマン』の世界観と寺田氏のイマジネーションの融合、妖艶さと不気味さを兼ね備えたシレーヌが超造型で再現されました。https://t.co/5EEU6lIeR4 pic.twitter.com/mozfxtQx82
— 豆魚雷@WFご来場ありがとうございました (@mamegyorai_jp) May 25, 2018
これはワンフェス以前からネット上で話題になっていましたが、当日展示されていたっぽいので、こちらでも紹介。
「デビルマン」に登場するデーモン・シレーヌを寺田克也さんが描き、塚田貴士さん造形で立体化したもの。既に予約は締め切られているので入手困難な一品です。元絵は画集『寺田克也ココ10年』にも収録されています。
▼商品紹介ページはこちら
寺田克也版 妖鳥シレーヌ 塗装済みレジン完成品/ 国内アニメ&コミック/ G3 – 映画・アメコミ・ゲーム フィギュア・グッズ・Tシャツ通販
▼こちらの冊子にも写真掲載あり
figma デビルマン 竹谷隆之 アレンジver.
これはワンフェス2018冬の情報なので、今回展示されていたかは不明ですが、紹介します。
「figma デビルマン 竹谷隆之アレンジver.」に寺田克也さんデザインデットウィングがつきました!是非御覧ください! #竹谷隆之 #wf2018w #figma pic.twitter.com/2kbJH9neos
— マックスファクトリー公式 (@MXF_official) February 18, 2018
竹谷隆之さん造形のデビルマンに、寺田克也さんデザインの羽がついたそうな。2018年秋発売予定のようです。かっこいい×かっこいい×かっこいい、くらいの感じですね。かっっっこいい。
情報元:空前絶後の悪魔力を発揮している「デビルマン」のフィギュアいろいろ – GIGAZINE
今回の記事は以上です!
ワンフェス行けばよかったなぁ。