2018年3月2日に発売されました『ONEPIECEイラスト集 COLORWALK8 WOLF』にて、尾田栄一郎さんと寺田克也さんの対談記事が収録されています。
レビュー
イラスト集について
COLORWALK 8 WOLF ONEPIECEイラスト集 (愛蔵版コミックス)
尾田栄一郎 進化するイラスト集!!
●ドレスローザ編~ゾウ編までのカラーイラストをシリーズ最多100点以上を収録!!
●恒例の対談企画は『ONE PIECE magazine Vol.1』で超クールなエースのイラストを手掛けた寺田克也氏と!!
●大人気「ワンピース歌舞伎」コラボレーションイラストを掲載!!2018年3月2日発売/集英社
本書は、尾田栄一郎さんが週刊少年ジャンプ等で描いたカラーイラストを中心にまとめた、イラスト集の第8巻です。週刊連載しながらこんなにカラー絵描くの、しんどくないんですかね?
尾田栄一郎さんはいつも楽しそうに仕事をされてる印象なので、何というか常人ではないというか。すごい。
イラスト集の見どころ
ワンピースの扉絵では、本編とは違うサイドストーリー的な絵が描かれているので、それを見るのが楽しいですよね。少年少女読者に配慮してなのか、値段もそこまで高くない印象です。普通これだけカラーイラストが載った本ってもう少し高いような気がします。
寺田克也さんと尾田栄一郎さんの対談
本書では、『ONEPIECE Magazine vol.1』で寺田さんがエースのイラストを描いたご縁から、尾田さんとの対談が実現しています。先日もこのブログに書いたのですが、 尾田栄一郎さんがジャンプ巻末コメントに書いていた話は、この対談のことだったんでしょうね。
対談の内容はモノクロですが、お二人の仕事観や影響を受けたもの、作画環境などについての対談が載っています。
尾田栄一郎さんは、ワンピース完結まではアナログでの作画を続けると決めておられるそうですが、デジタルでの作画も実験中のようです。
面白いのが、尾田さんは仕事が楽しくてしょうがなく全く飽きないと言っておられるのに対して、寺田さんが絵を描くのに飽きちゃって大変だと発言しておられること。どちらも年中無休で絵のことを考えてる人種でしょうから、その悩みは凡人のうかがい知るところではないですね…。
私個人としては、寺田さんの絵を見ているとまるで絵を自分が描いているかのような楽しさがあって、絵を描きたい気持ちになってくるのですが、尾田さんも「見ていると絵を描きたくなる」主旨の発言をされていたのが興味深かったです。
尾田栄一郎さんが描いた寺田克也さん
ワンピースの原作公式Twitterアカウントで、対談記事に載っているイラストのメイキング動画が公開されています。
尾田っち最新画集 COLOR WALK 8 WOLF、
88巻と一緒にでてるぞー!歌舞伎など100点越えの過去最多イラストを収録!
尾田っちも凄すぎてビビるほどの絵を描く寺田克也氏との豪華対談、あり〼!龍鮫相見える⁉︎
よろしくー! pic.twitter.com/H1k2gHibgi
— ONE PIECE スタッフ【公式】 (@Eiichiro_Staff) March 4, 2018
これはなんのアプリでしょうか…?
そもそもこれを尾田栄一郎さんが描いたっていう説明もないのですが、尾田さんの絵ですね。
(作画過程を再生する動画だったので、これは寺田さんの絵か!?と一瞬混乱しましたが)
寺田さんが描いた尾田さんが見てみたいですが…意外と仕事領域が被っていないお二人なので、もう実現することはないですかねえ…。
ワンピースを読んで育った世代の私としては、かなりアツい一冊でした。
普通にワンピースのイラスト集として観賞しても楽しいので、オススメです。