個展「トーキョードラゴンガール/TOKYO DRAGON GIRL」2022年10月1日開催

早いもので、もう10月となりました。気づけば暑さも過ぎ去り、このままあっという間に2022年も終わりを迎えるのでしょう。このブログもなんとこの10月で開設から5周年となるみたいです。びっくり。

さてそんなことは置いといて、今回は、2022年10月1日から10月11日まで、京橋にあるスパンアートギャラリーで開催されている寺田克也さん個展「トーキョードラゴンガール」(TOKYO DRAGON GIRL)についての紹介です。

 

「トーキョードラゴンガール/TOKYO DRAGON GIRL」概要

トーキョードラゴンガール

寺田克也個展 トーキョードラゴンガール(TOKYO DRAGON GIRL)

  • 会期:2022年10月1日(土)~10月11日(火)
  • 会場:スパンアートギャラリー(〒104-0031 東京都中央区京橋2丁目5−22 キムラヤビル3F)
  • 開催概要スパンアートギャラリー公式サイトより引用)

スパンアートギャラリーではこの度、寺田克也個展「TOKYO DRAGON GIRL」を開催いたします。
マンガ家・イラストレーターとして幅広い分野で活躍する寺田克也氏は、これまで紙やキャンバスなどに限らず、あらゆる素材を支持体として作品を制作してきました。 そのオリジナル性の高い表現は、日本特有の線表現やマンガの文脈を汲みつつも、アメコミやポップアートなどの海外文化の要素も綯交ぜに、 独自の世界観を創り出します。寺田氏の自由な発想と「らくがきスタイル」は、国内外から高く評価され、多くのファンを魅了しています。

今回は「TOKYO DRAGON GIRL」と題し、新作ドローイングを展示いたします。 また、展覧会オリジナルグッズ(下敷き、クリアファイル、トートバッグ、Tシャツなど)も販売いたします。 寺田克也による「トーキョードラゴンガール」の世界をどうぞお楽しみくださいませ。

 

スパンアートギャラリーについて

スパンアートギャラリーは京橋駅から地上に出て徒歩すぐのところにあるギャラリーです。

 

2020年2月に現在の場所に移転しましたが、以前は有楽町駅近くにあったギャラリーです。耽美系というのかな、サブカル系の作家をよく扱っているギャラリーで、漫画家さんの絵も多く扱っています。寺田克也さんも何度かスパンアートギャラリー絡みの展覧会に参加されています。個展は今回が初めてですね。

寺田さん絡みだと、2018年の「小松左京アート展には寺田さんも出品されているほか、定期的に有楽町の東京交通会館で開催されている幻獣神話展の企画にもスパンアートギャラリーが関わっているようです。

 

展示の様子

トーキョードラゴンガールの展示の様子

こちらはキャンバスに(恐らく)いつもの紙用マッキーで描かれた作品。展示されていた作品は基本、この作風がメインでした。「トーキョー“ドラゴン”ガール」と題していますが、必ずしもドラゴン×女の子、というモチーフに限定しているわけではなく、動物やクリーチャーとセットになった女の子の作品展という感じです。

 

トーキョードラゴンガールの展示の様子

展示風景その2。一番右にあるのは、西武池袋本店で2019年に開催された「寺田器 展示即売ショー!2019-秋」でのライブドローイング作品ですね。線だけで構成された作品もクールですが、すこし色が入って印象が変わったものも情感があっていいですねえ。

 

トーキョードラゴンガールの展示の様子

このように、クラフト紙っぽい素材で額装のある作品群もありました。こちらはマッキーではなくペン画です。小さめですが、画面の密度は他の作品に引けを取らないです。むしろ濃密なくらいかも。

 

トーキョードラゴンガールの展示の様子

その他の展示風景。左端は象と蛇とおじいちゃんの組み合わせでなかなかカワイイ。右から2番目にはゲイリーザキャットもいます。写真はすべては載せていませんが、このほかの作品も合わせて23点の展示でした。

 

トーキョードラゴンガールの物販

物販コーナーもあります。新作グッズは4種類あり、A4サイズ下敷き(3種類)各550円、クリアファイルセット(A5、A4)770円、トートバッグ1,980円、Tシャツ3,520円、でした。既刊画集もありますが、しれっとサイン入りなので、これは買っておくといいですよ。スパイラルリングノートも。

 

トーキョードラゴンガールの物販

自分へのお土産に下敷きとクリアファイルを購入しました。クリアファイルは今回の展示作品4種を1セットにした図柄です。A5サイズのものも柄は同じ。トートバッグ、シャツもこれと同じ図柄です。下敷きの絵は過去作ですが、この裏側は今回の個展用の描き下ろしになってます。

 

「DRAGON GIRL」という題材

「DRAGON GIRL」といえば、2014年発売の寺田克也さんの画集『DRAGON GIRL & MONKEY KING』を連想するファンも多いのではと思います。ドラゴンと女の子の組み合わせは昔からよく寺田さんが描いている題材で、この画集の表紙にもなっています。(2013年に京都国際マンガミュージアムで開かれた大規模個展「寺田克也ココ10年展」のメインビジュアルとしても使われました)

そして比較的最近のところでは、2019年12月にロサンゼルスのGR2 Gallery「DRAGON GIRL」と題する個展をやっているんですね。これの東京版という訳でもないのでしょうが、ドラゴン×女の子という題材の描かれ方が、ここ10年ほどの間にどう変容してきているかを見比べてみるのも面白いかもしれません。

因みに、個展「DRAGON GIRL」については『イラストノート Premium 特集:寺田克也、ココ500日。』が詳細にまとまっていて読み応えあります。

 

そんな感じです。