今回の記事はちょっと変わったイベントについてです。その名も「MANGA in New York presented by Ginza Sony Park Project」。一言でいうと、ソニーのイベントで寺田克也さんが描き下ろし漫画を出したよ~っていう感じなんですが、ちょっと変わったイベントですね。
目次
「MANGA in New York presented by Ginza Sony Park Project」概要
- 会期:2023年10月28日~11月6日 11時~19時
- 会場:Sony Park Mini(東京都中央区銀座5丁目3番1号地先 西銀座駐車場地下1階)
- 入場料:無料
- 参加作家:一乗ひかる、寺田克也、たかくらかずき、平岡政展、ますだみく、millennium parade
- 公式サイト:https://www.sonypark.com/mini/
Sony Park Miniが、ニューヨークで開催する『MANGA in New York』の雰囲気を感じていただけるサテライトスペースに!ニューヨークの会場で読むことができるオリジナルマンガをご覧いただけたり、ニューヨークから届くライブ感のある写真や映像で現地の様子を体感することができます。
さらに、Sony Park Miniに併設の「西銀座駐車場コーヒー」では、ドリンクをお買い上げいただいたお客さまに、6つのオリジナルマンガからワンシーンを切り出したステッカー6種類の中からお好きな1枚をプレゼントします。
※なくなり次第終了
『MANGA in New York』のために描き下ろされた個性溢れるマンガを読めるのは、ニューヨーク会場とSony Park Miniだけ。ニューヨークの会場の雰囲気を感じながらお楽しみください。
これなんですが、ちょっと何のことやらという感じでしたので簡単にまとめます。
Ginza Sony ParkとSony Park Mini
まず、あのソニーが元々銀座にビルを持っていて、そのビルがGinza Sony Parkとして地上の公園と地下スペースになり、そして今はまた建て替えを行っている途中のようですが、ソニーのブランドコミュニケーションの場として、リアルな体験ができるスペースを設けているということのようです。そんなSony Parkにすぐ隣接するところに「アーティストの鼓動を感じるプログラムを起動し続ける」というコンセプトで設けられたのがSony Park Mini。というのが今回の会場の概要です。
MANGA in New York
そして今回のイベント。大本となるイベント自体は、ニューヨークで開催されています。
現地の様子は公式サイト等で見ていただければと思いますが、6名のアーティストの漫画作品を大きく壁にプリントし、まるで漫画の世界に入り込んだようなインスタレーション的な展示イベントとなっています。
そして今回私が観てきたイベントは、このニューヨークで開催されたイベントのサテライトスペース、つまり国内への出張版(縮小版)展示ということですね。
ニューヨークでは、寺田克也さんがライブドローイングイベントも行います。
【Digest of Katsuya Terada Live Drawing 】
Live drawing by Katsuya Terada was performed today. Audiences could not take their eyes off his amazing creations, which were both dynamic and meticulously drawn, and it was truely WOW moment.
His works will be displayed in the venue… pic.twitter.com/YZIDBz9BKj— Sony Park(ソニーパーク) (@ginzasonypark) November 5, 2023
展示の様子
ということでこちら、銀座のSony Park Miniの会場前の風景です。柱に各アーティストの絵がプリントされてかっこよいです。地上からだと道がよく分からず、地下から行くのが分かりやすそうです。
寺田克也さんの絵はこんな感じ。
会場内風景。街中にあるギャラリーくらいの広さです。写真中央右あたりに冊子が置いてあるのが分かるでしょうか、アーティスト6名の漫画作品が掲載されたここでしか読めない漫画冊子です。
寺田克也さんの描き下ろし漫画は「WALKERS」(ウォーカーズ)。漫画そのものはネットでは公開されていないので本記事でも紹介はできないのですが、このおじさんがジャングル?の中を歩きながら、夢想した女の子や虎、恐竜、その他いろいろなキャラクターが現れて、ジャングルの中を歩いていくというストーリーです。過去の寺田さんの作品の中でいうと、夢枕獏さんと一緒に作った『十五夜物語』が雰囲気近いかも。
他のアーティストは台詞付き(全て英語)のものもありますが、寺田さんの漫画は台詞無しでした。フルカラー、14ページくらい。今のところ出版流通の予定は特にないようですが、ここでしか見れないなんてもったいない!!!ので、いつか手元に買い求められる感じになるといいなと思います。
ギャラリースペースの裏側には、西銀座駐車場コーヒー(ギャラリー併設のカフェ)があります。こちらでドリンクを買うと、6種の漫画からワンシーンを切り出したステッカーがゲットできるので、買わない手はないです。私はもちろん寺田さんのステッカーを確保。
コーヒーを飲みながら漫画を読める、気持ちのいいスペースでした。